デジタル・デザイン・ラボラトリーな日々

アラフィフプログラマーが数学と物理と英語を基礎からやり直す。https://qiita.com/yaju

「サザエさんのじゃんけん データ分析」の2017年の結果

はじめに

明けましておめでとうございます。

昨年も東芝に暗雲が立ち込め、東証2部に降格して日経平均から外れ、ついには18年3月末にサザエさんからのスポンサー契約を降板する方向で調整とあいなりました。
さて、サザエさんのじゃんけんを長年記録しデータをWebスクレイピングさせて頂いた「サザエさんジャンケン学」が2017年6月25日を以て終了されていました。データを取得した際に7月以降がなかったので、あれっと思って見たらそういうことでした。長い間お疲れ様でしたm(_ _)m
www.asahi-net.or.jp

さてさて、2017年のサザエさんのじゃんけん結果はどうなったでしょう。 ちなみに、2016年のサザエさんのじゃんけん結果は、27勝11敗12分(勝率0.711)でした。

人工知能による予測化を断念

本来はDeepLearningを使用して予想をする予定でしたが、まだ勉強中のままです。あと少しだと思うので今年中にはなんとかなると思います。
昨年、R言語からPythonに切り替えました。
qiita.com

Python使うに際にはいつも Jyupter notebook だったので、この為に久しぶりに Visual Studio Code で Python を実行しようとしてバージョンアップ(1.19.1)したらタスク実行の設定がいろいろ変わって動かなくて、四苦八苦しながらなんとか動かせるようにしました。下記の記事を修正してあります。 yaju3d.hatenablog.jp

次の手の予測アルゴリズム

  • チョキが多いので、グー > チョキ > パーの優先順位とする
  • 前回と違う手を出すので、上記の優先順位で勝手を選ぶ
  • 二手前と一手前が違う手なら、残りの手を出すので勝手を選ぶ
  • 三手の中に同手がある場合、 残りの手を出すので勝手を選ぶ
  • 二手前と一手前が同じ手なら、勝手を出すので負手を選ぶ

2017年の勝敗結果

年月 サザエさんの手 予想の手 勝敗結果
01月01日 休み
01月08日 チョキ グー 勝ち
01月15日 チョキ グー 勝ち
01月22日 パー パー 引き分け
01月29日 グー パー 勝ち
02月05日 グー グー 引き分け
02月12日 パー グー 負け
02月19日 チョキ グー 勝ち
02月26日 チョキ パー 負け
03月05日 グー パー 勝ち
03月12日 パー チョキ 勝ち
03月19日 休み
03月26日 チョキ グー 勝ち
04月02日 チョキ パー 負け
04月09日 グー パー 勝ち
04月16日 パー チョキ 勝ち
04月23日 パー グー 負け
04月30日 チョキ グー 勝ち
05月07日 グー パー 勝ち
05月14日 パー チョキ 勝ち
05月21日 チョキ グー 勝ち
05月28日 グー パー 勝ち
06月04日 チョキ チョキ 引き分け
06月11日 パー チョキ 勝ち
06月18日 グー パー 勝ち
06月25日 グー グー 引き分け
07月02日 チョキ グー 勝ち
07月09日 パー チョキ 勝ち
07月16日 グー パー 勝ち
07月23日 パー グー 負け
07月30日 チョキ グー 勝ち
08月06日 パー パー 引き分け
08月13日 グー パー 勝ち
08月20日 チョキ グー 勝ち
08月27日 グー チョキ 負け
09月03日 パー チョキ 勝ち
09月10日 パー グー 負け
09月17日 チョキ グー 勝ち
09月24日 グー パー 勝ち
10月01日 チョキ チョキ 引き分け
10月15日 パー チョキ 勝ち
10月22日 グー パー 勝ち
10月29日 休み
11月05日 チョキ グー 勝ち
11月12日 チョキ チョキ 引き分け
11月19日 グー チョキ 負け
11月26日 パー チョキ 勝ち
12月03日 パー グー 負け
12月10日 チョキ グー 勝ち
12月17日 グー パー 勝ち
12月24日 パー チョキ 勝ち

結果は、32勝9敗7分(勝率0.780)となりました。

ちなみに、サザエさんじゃんけん研究所 公式ウェブサイトサザエさんの手の予想と勝負結果(2017年)が29勝8敗11分(勝率0.783)でした。

今回は勝数では上回ったのですが、勝率では僅差で負けました。 勝率の計算は、「勝ち / (勝ち + 負け)」で行っているのですが、負けの1つが響いたわけです。

【2017/01/09追記】
2017年冬版 サザエさんじゃんけん白書によるとクール(四半期)の初回(1月、4月、7月、10月の初回)はチョキが出やすいとのことです。もし、これを取り入れた場合、04月02日(負け)と10月01日(引き分け)なので、34勝8敗6分(勝率0.809)になるかな。

データ分析 研究所公式
2013 24勝13敗12分(勝率0.649) 25勝9敗17分(勝率0.735)
2014 30勝10敗11分(勝率0.750) 30勝9敗12分(勝率0.769)
2015 32勝9敗9分(勝率0.780) 33勝9敗8分(勝率0.785)
2016 27勝11敗12分(勝率0.711) 22勝13敗15分(勝率0.628)
2017 32勝9敗7分(勝率0.780) 29勝8敗11分(勝率0.783)

スライド

2013年に静岡Developers勉強会で機械学習を学び、2014年1月にネタとしてSlideShareに公開しました。

最後に

今年中にはTensorFlowを使って人工知能のディープラーニングで予測手を作りたいと思います。まだ組むだけの理解度(n-gramモデル)が足りないためですが、あと少しで理解度が進むはずです。

【2018/01/07 追記】
r_stdさんが、機械学習を用いて検証してくれました。2016年に統計検定準1級に合格している方で幾つかの手法を使っています。その中で、naive bayesで33勝9敗6分と好成績を残しています。タイトルが①なので次回も期待しています。
r-std.hatenablog.com

スポンサーリンク