デジタル・デザイン・ラボラトリーな日々

アラフィフプログラマーが数学と物理と英語を基礎からやり直す。https://qiita.com/yaju

2016-01-01から1年間の記事一覧

Visual Studio CodeをPythonの開発環境として使ってみる

はじめに これまでPythonを使用するのに「Jupyter Notebook」を使用してきたのですが、簡単な確認ならこれで十分なんですが本格的に開発するとなるとブレークポイントを使ったデバッグが出来ないと自分には辛いということで、Python開発環境を整えることにし…

Tensorflowの上位ラッパーライブラリ Kerasを試してみる

はじめに これは、TensorFlow Advent Calendar 2016の16日目の記事です。 本当は、Tensorflowで足し算をやりたかったのですが、間に合いませんでした。足し算といっても桁上りがあるので簡単ではなさそうです。 下記サイトのNPI(Neural Programmer-Interpret…

線形回帰で二乗和を2で割る理由について

はじめに これは、機械学習に必要な高校数学やり直しアドベントカレンダー Advent Calendar 2016の10日目の記事です。 線形回帰 ー 誤差の和の式(データ個数 n 個の場合) 2乗することに関しては、以前書いた下記の記事にてピタゴラスの定理で距離を求めると…

TensorFlowがWindowsサポートしたのでインストールしてみた

はじめに TensorFlow 0.12からWindowsをサポートするようになりました。これにより、VirtualBoxやDockerを使う必要がなくなります。 【追記 2017/03/02】 2017/02/16にTensorFlow 1.00がリリースされました、遅ればせながら今回TensorFlowをバージョンアップ…

VirtualBoxにUbuntu16.04 LTS と TensorFlow をインストール

はじめに 日本語形態素解析システム「JUMAN++」をインストールするために、久しぶりにVirtualBoxのUbuntuを使ったのですが、各システムのバージョンも古くなってきているので新規にインストールし直します。 以前書いた下記の記事(2016年3月27日)を基にイン…

TensorFlowコトハジメ Word2Vecで「君の名は。」と戯れてみた

はじめに 前回、Word2Vecを初めて試してみて面白いと思ったので、日本語に挑戦することにした。 yaju3d.hatenablog.jp 日本語に挑戦するにあたり、どうせなら旬なネタがいいなと思って、今のお気に入りは火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で「みくに - …

TensorFlowコトハジメ Word2Vecによる自然言語処理を試す

はじめに 以前、ベイジアンフィルタを実装して自然言語処理に興味を持ち始めたので、とりあえず「king - man + woman = queen」で有名になった「Word2Vec」を動かしてみたいと思った次第です。 yaju3d.hatenablog.jp Word2Vecとは Word2Vecは米グーグルの研…

TensorFlowコトハジメ 偶数と奇数に分類

はじめに 久しぶりにTensorFlowをさわってみました。 人工知能を勉強しようとしてもハードルが高いし、手書きの文字を分類したからって何って感じ、画像を集めるのも大変だし結果を出すにも時間がかかるしね。 先ずはリハビリとして何をやろうかと思ったのが…

確率を理解してみる-ベイジアンフィルタを実装

はじめに 前回、「ベイズの定理」について説明しました。 yaju3d.hatenablog.jp 今回、ベイズの定理を利用したベイジアンフィルタの中で最もシンプルなナイーブベイズ(Naive Bayes)を実装してみます。 ベイジアンフィルタ ベイジアンフィルタは、迷惑メール…

確率を理解してみる-ベイズの定理

はじめに 前回、ベイズ主義のところで「ベイズの定理」について軽くふれました。 yaju3d.hatenablog.jp 今回、「ベイズの定理」についてもう少し詳しく説明していきます。 ベイズの定理 P(X) : X が起きる確率 P(Y) : Y が起きる確率(事前確率) P(X|Y) : Y…

確率を理解してみる-頻度主義とベイズ主義

はじめに 前回、確率の基礎を説明しました。 yaju3d.hatenablog.jp 今回は、機械学習や統計で使っている確率を説明します。 最初に,機械学習にとって確率はどういう役割なのかを確認しておきましょう。実のところ,機械学習に確率が必須というわけではあり…

確率を理解してみる-基礎編

はじめに 確率は最も実生活で役立つ分野といっても過言ではない。未来に起こりうる事象の割合である確率を勉強することは、予知能力を手に入れることにも等しい。元々、確率分野は「何とかして賭けに勝ちたい」という強い思いから始まった分野である。未来を…

順列と組合せを理解してみる-競馬の組合せ

はじめに これまで順列と組合せを学んできたので、応用として競馬の組合せを計算してみたいと思います。 yaju3d.hatenablog.jp yaju3d.hatenablog.jp 競馬の組合せ 18頭出る場合で想定してみます。 単勝 1着になる馬を当てる馬券です。 1着になる馬は1…

順列と組合せを理解してみる-組合せ

はじめに 前回、順列を説明しました。今回は組合せとなります。 yaju3d.hatenablog.jp 順列と組合せの違いですが、順列の場合は「順番をつける」、組合せの場合は「順番をつけない」となります。 組合せ 組合せには下記の公式があります。Cはcombination(コ…

順列と組合せを理解してみる-順列

はじめに 前回、順列に入る前に「場合の数」として「積の法則」と「和の法則」を説明しました。 yaju3d.hatenablog.jp ここで重要なのは「積の法則」で、事象の数がいくつあっても、それが同時に起こる場合は積の法則で場合の数を求めます。 順列とは 順列と…

順列と組合せを理解してみる-場合の数

はじめに 前回、重複順列をやりましたので今回は順列と行きたいところですが、順列に入る前に「場合の数」として「積の法則」と「和の法則」について説明します。 yaju3d.hatenablog.jp 場合の数とは ある事柄の起こりうる場合の総数のことです。 場合の数を…

順列と組合せを理解してみる-重複順列

はじめに 高校生の時に順列と組合せを学びました。公式と計算方法は覚えているのですが、きちんと理解していないので実践で組合せを考えても答えがすぐに導き出すことが出来ないんですね。 日曜日の「林先生が驚く初耳学」という番組の中で林修先生が「数学…

TensorFlowコトハジメ Fizz-Buzz問題

はじめに Fizz-Buzz問題 1から100までの数をプリントするプログラムを書け。ただし3の倍数のときは数の代わりに「Fizz」と、5の倍数のときは「Buzz」とプリントし、3と5両方の倍数の場合には「FizzBuzz」とプリントすること。 ここ最近、通勤中の車の中でFiz…

人工知能ハンズオンの資料公開

はじめに 静岡Developers勉強会では、今年の勉強会のテーマとして「人工知能ハンズオン」を2016/4/23に開催しました。 勉強会が行われた静岡市産学交流センター 小会議室2には、10人+2人(私と友人)=12人名が集まりました。あと、懇親会は5人で行きましたこと…

TensorFlowコトハジメ Automatic Colorization(白黒画像の自動彩色)

はじめに 静岡Developers勉強会では、今年の勉強会のテーマとして「人工知能ハンズオン」を2016/4/23に開催しました。 その際に「Automatic Colorization(白黒画像の自動彩色)」については、間に合わずに事前に試すことが出来なかった為、勉強会当日は紹介の…

TensorFlowコトハジメ 手書き文字認識(MNIST)による多クラス識別問題

はじめに 手書き文字認識(MNIST)による多クラス識別問題をやってみる。 前回に引き続きこの資料を基に理解していく。 TensorFlow を使った 機械学習ことはじめ (GDG京都 機械学習勉強会) from Toru UENOYAMA MNISTとは 手書きの文字列を認識するもので、画像…

TensorFlowコトハジメ 八百屋で識別問題

はじめに 前回、八百屋で勾配降下法を実行したので、次の識別問題をやってみる。 yaju3d.hatenablog.jp 前回に引き続きこの資料を基に理解していく。 TensorFlow を使った 機械学習ことはじめ (GDG京都 機械学習勉強会) from 徹 上野山 識別問題とは 入力デ…

TensorFlowコトハジメ 八百屋で勾配降下法

はじめに 予測モデルを推測する分かりやすいサンプルを見つけたので、この資料を基に理解していく。 TensorFlow を使った 機械学習ことはじめ (GDG京都 機械学習勉強会) from 徹 上野山 機会学習勉強会 (2016.2.27)のつぶやき 実績データからパラメータを推…

TensorFlowコトハジメ フィボナッチ数列

はじめに 前回、TensorFlowの概要記事を書いた。概要としてはまだ足りないのだが、次に進まないとならない。 TensorFlowのプログラムを組むのに簡単な例として、フィボナッチ数列が良さそうなので、これを題材として理解してみる。 ネットで検索したフィボナ…

TensorFlowコトハジメ 概要

はじめに 静岡Developers勉強会では、今年の勉強会のテーマとして「人工知能ハンズオン」を2016/4/23に開催します。 これまでインストール記事ばかりで中身が書けていなかったので、概要から書いていきます。 TensorFlowとは 読み方は「テンソルフローテンサ…

WindowsユーザーがTensorFlowをインストールしてみた(AWS EC2 Docker版)

はじめに 静岡Developers勉強会では「人工知能ハンズオン」を2016/4/23に開催します。自PC(Windows 10 Home 64bit)にDockerを使ってGoogleが提供しているオープンソースの人工知能ライブラリ「TensorFlow」を入れて動かすことが出来たのですが、Dockerって64…

WindowsユーザーがTensorFlowをインストールしてみた(Docker版)

はじめに 静岡Developers勉強会では、今年の勉強会のテーマとして「人工知能ハンズオン」を2016/4/23に開催します。 以前、TensorFlowを自PC(Windows 10 64bit)にインストールした記事を書きました。 yaju3d.hatenablog.jp ですが初心者の人には敷居が高いか…

WindowsユーザーのTensorFlowことはじめ

はじめに 静岡Developers勉強会では、今年の勉強会のテーマとして「人工知能ハンズオン」を予定しています。 前記事にて、自PCに「TensorFlow」をインストールしてみました。 インストールしただけで、「TensorFlow」がどういったものなのかをまったく理解出…

WindowsユーザーがTensorFlowをインストールしてみた

はじめに 静岡Developers勉強会では、今年の勉強会のテーマとして「人工知能ハンズオン」を予定しています。 人工知能ハンズオンとして、Googleが提供しているオープンソースの人工知能ライブラリ「TensorFlow」の使い方を学ぶという方向にでもしようかな。 …

Σ(シグマ)の数式を理解してみる

Σ(シグマ)って何 高校2年生頃に数列としてΣ(シグマ)という数式を習います。 例えば、1からnまでの数列の総和を求めなさいといった場合、下記のよう数式になります。 このくらいは簡単に理解できますね。 ちなみに、1からnまでの数列の総和は下記の公式…

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